設置事例

サンリオピューロランド様での設置事例

ピューロランドナース 小泉 富子 様

サンリオピューロランドについて

©' 08,'17 SANRIO/SEGA TOYS S・S/TX・JLPC ©'17 SANRIO APPROVAL No.P0801081©' 08,'17 SANRIO/SEGA TOYS S・S/TX・JLPC ©'17 SANRIO APPROVAL No.P0801081

東京都多摩市にあるサンリオピューロランド(以下、ピューロランド)は全国初の屋内型テーマパークとして1990年12月にオープンしました。ハローキティをはじめとする人気サンリオキャラクターたちに会えることなどから、若い女性やファミリー層に人気が広まり、オープンから25年以上が経過した今も国内外より多くのお客様が来場する人気テーマパークです。
AEDの一般市民使用が認められた2004年以降、今となっては至るところにAEDが設置されていますが、ピューロランドには、いつ、どのような経緯でAEDが設置されることになったのか、設置当時の状況を知るピューロランドナースの小泉さんから、話を伺うことができました。

AED導入のきっかけ

2006年5月4日。ピューロランドチケット売り場で 70代の男性が突然意識を失い倒れました。小泉さんはすぐにAEDが必要な状況だと判断しましたが、当時はあまり周囲にもAEDの設置が進んでいませんでした。
たまたまその日多摩センター駅で開催されていたお祭の救護所にAEDがあり、そのAEDを使用することで、男性の救助に成功しました。

AEDの設置と運用

このことがあり、やはり人が集まる場所にはAEDの設置が必須だと考えた小泉さんは、その後すぐに部内にてAEDの導入の必要性を訴えました。
今回の事例もあったことから、上層部でもAEDが必要であることが認められ、2台の導入が決定しました。設置場所はスタッフ通用口と、ピューロランド内の救護センターの2か所になりました。
救護センターにあるものは、ピューロランド内でお客様が倒れた場合、近くのスタッフから小泉さんに無線で連絡が入り、小泉さんは救急用バッグとAEDを持って現場に駆けつける、というシステムです。
こうすることによって、AEDを取りに行って戻る、という動作が片道だけで済むようになるのでより短時間でAEDを現場に届けることができます。
また、スタッフ通用口には24時間警備員が在中しているため、近所の方や通行人に何かがあった場合には夜中でもAEDを借りて使用することができます。
近隣住民の方々へも安心を届けたい、というピューロランド側の気遣いが感じられます。
全国救急医療財団のAEDマップにもAED設置の情報を登録済みです。

AEDの管理について

AEDを設置したあとに必要な「管理」についてもしっかりと行われています。
AEDは1日1回内部でセルフテストを行っているため、その結果をインジケータにて確認することが重要です。
ピューロランドでは、スタッフ通用口は警備室勤務の総務課、救護センターはナースが必ずチェックをしています。
点検表への記入も日々しっかりと行われています。
また、消耗品の管理についてはピューロランドナースがしっかりと事前にチェックをして、年間にかかる消耗品交換費用を計上しているため、交換を忘れることはないとのことです。
さらに、AEDリモート監視システムを用いてバッテリー残量の確認やAEDの状態を把握できるため、目視とWebというダブルチェックを行うことでAEDの状態をしっかりと管理することができています。

いつでもAEDを使えるように

ピューロランドでは全社員が普通救命講習を受け、3年毎に受講を更新しており、東京消防庁より救命講習受講優良証の交付も受けています。
1年に数度、消防の方がいらして、AEDや心肺蘇生などのレクチャーをしてくれます。

小泉さんは最後にこう語っています。
「ナースが常勤しており、全社員が救命講習を受けていること、AEDを備えいつでも躊躇なく対応する心構えをしていることは、乳児から高齢者まで3世代に渡るお客様をお迎えするテーマパークには安心につながると思います。
AEDの出番がない事を祈りながら、これからも有事に備え、しっかりとAEDの管理を継続していきたいです。」

ピューロランドナースの小泉様ピューロランドナースの小泉様

PageTopへ