AEDって?

AED(自動体外式除細動器)とは、心臓がけいれんし血液を流すポンプ機能を失った状態(心室細動)になった心臓に対して、電気ショックを与え、正常なリズムに戻すための医療機器です。

2004年7月より医療従事者ではない一般市民でも使用できるようになり、病院や診療所、救急車はもちろんのこと、空港、駅、スポーツクラブ、学校、公共施設、企業等人が多く集まるところを中心に設置されています。

AEDは、操作方法を音声でガイドしてくれるため、簡単に使用することができます。

AED 写真

また、心臓の動き(心電図)を自動解析し、電気ショックが必要な方にのみ電気ショックを流す仕組みになっています。

2018年中に一般市民の方がAEDを使用した事例は、1,254件となっています。

  • 令和元年版 救急・救助の現況

AED イラスト

心室細動ってなに?

心室細動とは、心臓の筋肉がけいれんをしたような状態になり、全身に血液を送るポンプ機能を失った状態になる致死性不整脈の一つです。心室細動の唯一の治療方法が、除細動器(AEDを含む)で電気ショックを与えることだと言われています。

そして、AEDの使用とあわせて、私たち一般市民が胸骨圧迫や人工呼吸を行うことで1人でも多くの方を救うことができるのです。

心室細動 ⇒ 正常なリズム

1分1秒でもはやく

電気ショックは心室細動であれば、どんなときでも成功するものではありません。

時間との勝負です。一分一秒でも早く電気ショックを行うことが重要です。

電気ショックの成功率は成功の可能性が1分ごとに約7~10%低下します。

日本では、救急車の到着まで平均約8.7分です。グラフから見ると、8分時の成功率は20%です。

救急車が到着する前に傷病者の近くにいる私たち一般市民(バイスタンダー)がAEDを使用して電気ショックをできるだけ早く行うことが重要になります。

参考文献:AHA心肺蘇生と救急心血管治療のための国際ガイドライン2000
     令和元年版 救急・救助の現況

  • 成功率:ここでは生存して退院する可能性をいう

成功の可能性が1分ごとに7~10%低下 グラフ

AEDと蘇生ガイドラインについて

2000年、世界各国の蘇生学会が共同で心肺蘇生法のガイドラインを作成・改訂しました。
この大規模の改訂は、国際蘇生連絡委員会(以下、ILCOR)の理事会により応急措置の国際標準と位置付けられました。

2005年にILCORは「心肺蘇生に関わる科学的根拠と治療勧告コンセンサス(以下、CoSTR)」を発表しました。
このコンセンサスに基づき、それぞれの地域性や文化事情にあわせて適切なガイドラインを作成することとなっています。

我が国においては日本蘇生協議会(JRC)がそのガイドライン作成を担っており、5年ごとに改訂しています。
現在、最新のCoSTRに基づいたガイドラインは「JRC蘇生ガイドライン2020」として発表されています。

当社日本光電も日本の環境・事情に対応した最新のガイドラインにあわせ、ガイドライン2020対応のAED製品関連を製造・開発しています。

JRC蘇生ガイドライン2020の詳細についてはこちら

 

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