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東京陸上競技協会 審判員講習会で心肺蘇生+AED講習会を実施しました

2023年04月25日

2023年2月~4月に複数回開催された東京陸上競技協会での審判員講習会にて、心肺蘇生+AED講習会を実施しました。

講習会の実施内容

『スポーツの大会に密接にかかわり、選手の近くで大会運営を任されている審判員は、目の前で誰かが倒れた時に勇気をもってとっさに動ける人であってほしい。』そんな同協会事務局長様の想いと、『スポーツでの心臓突然死をゼロにしたい』という当社の想いが重なり、今回の審判員講習会(東京陸上競技協会会場に限る)での心肺蘇生+AED講習会開催に至りました。

講習会は各30分程度で、30~90名の方に実施しました。
内容としては、①AEDについて ②救命の手順(AEDの使い方含む) ③モバイルAEDのご紹介 という流れで行いました。
限られた時間ではありましたが、なかなか聞きなれないAEDの音声を全員で聞いたり、また、東京マラソンでも貸出をしたモバイルAEDを実際にお見せしたりしました。

参加された方からは、「普段、救命講習を受ける機会が無いので良かった」「電気ショックの必要が無い人にはショックをしないことがわかって安心した。いざというときはAEDを使おうと思う。」「持ち運びが出来るAED(AED-M100)があるのは知らなかった。趣味で登山をしているが、山の中にはAEDは無いので登山仲間で検討したい」などの感想をいただきました。

【使用した講習機材】
トレーニングユニット TRN-3150
A.C.T. kids/AED+CPRトレーニングキット(バイリンガル)
小型自動体外式除細動器 AED-M100シリーズ(AED-M100)


(心肺蘇生+AED講習会の様子)

講習会を終えて(皆様からのご感想)

東京陸上競技会ご担当者から下記のご意見をいただきました。

「今回、日本光電と共同で心肺蘇生+AED講習会を実施したのは、審判員のスキルアップはもちろんのこと、競技会・マラソン大会において、心肺停止等の選手に対し、緊急での処置ができるよう日頃からの訓練が肝要と考えたからです。参加者からは『よりAEDを身近に感じ、救命に対するハ-ドルが下がった』等のご意見をもらいました。
また、当協会理事長も『大変現実的な取組みで審判員のスキルアップに貢献していただいた』と感謝を述べていました。今後も継続的に講習をしていこうと検討しています。」

さいごに

今回講習会に参加された方の多くが、これまでに一度はAED講習会を受講されていました。
AEDは頻繁に使うものではないため、いざというときに使用できるように繰り返し講習会を受講したり、使い方を確認したりすることが大切であると考えます。

当社はれからも救命率のさらなる向上を目指し、講習会や本WEBサイトなどを通じてAED普及啓発のお手伝いに努めます。

 

 

※東京陸上競技協会とは?
東京都における陸上競技の普及、振興と競技力向上を図るとともに、東京都のスポーツ文化進展に貢献されている公益社団法人です。

(東京陸上競技協会 事務所)

※審判員とは?
審判員とは、スポーツの大会において、今後の選手生命にかかわる試合の結果の判定や、会場整備、マスコミ対応といった運営にかかわる多岐にわたる業務をこなす方々です。陸上競技大会や、多くの方が参加するマラソン大会は、審判員の方無しには運営ができません。

この審判員になる、または資格を継続するにはいくつか条件があり、そのうちのひとつとして各都道府県の陸上競技協会で行われる講習会へ参加することがあります。
毎年のルールの修改正や、1年の間に起こった競技中の課題の共有等を確実に行うことにより、選手が自らの力を十分に発揮し、公正にジャッジされ正式な結果が出すことのできる大会が運営されています。

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